爪水虫を塩素で消毒してみた

爪水虫を塩素で消毒してみた

爪水虫を塩素で消毒したことがありますか?もちろん塩素なので、塩素系の漂白剤などの洗剤だと思われるのですが、その塩素って爪水虫の原因である白癬菌を退治できるのでしょうか?

 

科学的には、塩素系の漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムが含有されています。この成分が、食中毒などを引き起こす感染の原因菌の殺菌、ウイルスの駆逐効果を狙った目的で医療や食品関係に使用されているものです。

 

この次亜塩素酸ナトリウムが爪水虫の原因菌である白癬菌(真菌)に対しての消毒作用が認められていることから、「水虫や爪水虫にも効果があるのではないか」として始められたものではないかと思われます。

 

ただし、爪水虫のような皮膚の深部にまで潜んでいる真菌に対して効果があるかどうかは科学的にはまったく証明されていません。漂白剤を使って掃除をすると手がぬるぬるしますよね。

 

あれって、皮膚の表面が溶けている証拠です。だから、皮膚表皮にある信金(水虫の原因となる白癬菌)には有効かもしれませんが、爪水虫は爪の中に白癬菌がいるので、効果はどうでしょうか?

 

もともと、漂白剤というのは衣類や食器などの無機物に対して使うものであり、人体に対して使うものではありません。次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系の漂白剤は、肌に対しても人体に対しても有害です。

 

加えて発がん性も指摘されています。次にキッチンハイター(塩素系漂白剤)を使って爪水虫を治療しようとした人の手記を見つけましたので、一部引用させていただきます。

 

「爪水虫は新しいきれいな爪が付け根から継続して出続けている。これは薄いので爪水虫の厚い爪と形状が全く違うのでよくわかる。
以前水虫の薬を爪に塗ってみたことがあるが、薬が効いているときは爪が薄いのが生えてくるが、薬が切れるとそこからまた厚い爪が切替わって生えてくる。
このことで薬が水虫に効いているのか、効いていないのかがはっきりわかる。薬の効き目のバロメーターといえる。」

 

爪水虫については、即効性はありませんが、現状よりの悪化は押さえているようです。→経過観察したら、改善効果がありました。」とあります。
それでも、普通の皮膚をも傷つけていることには変わりありませんし、長期間使用して健康被害が出ても、使い方が間違っていますから、どこへも訴えることができません。

 

結論としては、いくら一時的に完全されたとしても、他の皮膚などへのダメージも考慮し、また使い方が違うために、おすすめはできないということです。